昨日の都議会審議ついて、間違った速報を流して本当にすみませんでした。経緯を説明しますと、傍聴に行った人から『都議会議事堂から取り急ぎ。「継続審議決定」はガセです。明日、採択とるつもりで議題が進んでます』との速報がtwitterでリツイートされて流れてきたんですね。それでわたし、脊髄反射的に「強行採決きたーーーーーーっΣ( ̄□ ̄;) 明日採決ならもう今日しかないじゃん!!Σ( ̄□ ̄;)」って信じちゃったのね。判断力に欠けてました、誠に申し訳ありませんでしたorz 

 これは、議会の流れとか『大人の社会の仕組み』をわたしがよく理解できていなかったせいで発生した早とちりです。わたしが「まずい、事実なら非常にまずい!! 広めてください!!!」ってRTした直後に、「水戸先生、大丈夫です、落ち着いて下さい。「ガセ」と言う言葉は、継続審議の「見込み」と言う言葉を、「継続審議が決定した」と思い込んだ人による間違った情報発信の可能性があります。」ってツイートで教えてくれた人がいて、こちらが正しい状況判断でした。

 昨日の都議会を傍聴した人は、わたしが知る限りだと五人います。うち三人は知り合いで、速報を流した人は知らない人ですが、多分その人もわたしと同じ『早とちり属性』だったのではないかとorz
 後で冷静に考えてみると、日本ペンクラブや図書館協会までもが反対表明を出すほど世論が規制反対に傾いているこの状況で、規制推進派の自民・公明が強行に採決に持ちこめば、次の選挙の結果に多大な影響があるはずです。だから事前に報道されていた『民主が審議継続で合意』っていうのがガセネタと化すはずはなかったんですよね。そんなことになれば、記事を書いた新聞のメンツも丸潰れになるだろうし。議会のシステムとしては強行採決は可能だったけど、出来るはずない状況だったんですよね(それがわかっていた人たちは冷静でした)。

 規制推進派は「規制してください」っていう団体(=票田)への体面があるから、そんなにあっさりと「わかりました、継続審議に同意します」とは『表向き』言えないはず。フタを開けてみたら満場一致で審議継続に決定したわけで、規制推進派の中にも、あの時点で強行採決をしようなんて本気で考えていた人はいなかったってことですよね。与党と野党の間で、事前に合意は出来ていた、はずなんですよね。でもそこまでは公には報道されないから、わたしのように『大人社会の裏が読めない人』は「え!? でも規制推進派は議会で「絶対今期で採決する」っぽいこと言ってるよ!?Σ( ̄□ ̄;) やばいんじゃないのこれ!?」って、そのまま信じちゃう。

 そういう『大人の仕組み』が、わたし大人なのに瞬時にはわからなかったのねorz(後出しジャンケンで一晩考えるとわかるんですが。)25歳くらいから801作家になって、その後ずっとこの仕事しかしてないから、『瞬時に裏の裏を読む』みたいな高度な社会性が、わたしの中で育ちませんでしたorz(20代からこういう仕事していても、もちろん出来る人には出来るので、個人の資質の問題だとは思いますが) このことは他山の石としてくださいorz
 余談ですが、ここまでやれるのが『真の大人力』だと思います。わたしには多分一生到達できない領域です(´;ω;`)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100320-00000117-yom-bus_all

 長ったらしくて申し訳ないんですが、これだけは。
 「男性向は規制されるけど、女性向は平気なんでしょ? 役所の人がそう言ってたよ」というようなことを、信じないでください。条例に「何を規制するかは、行政が決めます(意訳)」って一度書かれたら、今は男性向だけを規制していても、来年、再来年辺りには女性向が規制される可能性はじゅうぶんあります。その時に「役所の中の人は女性向は規制しないって言ったじゃない!」って主張しても、「役所の担当者はすぐに異動して代わります、前任者の言ったことは書類が残ってないので知りません」と言われたらそこで終わりです。仮に、テープに録音して証拠として取っておいても、前任者の発言より明文化された条例が優先されます。日本は人治国家じゃなくて、法治国家なんです。というようなことを、「わたしの萌えキャラは成人だから大丈夫」と思ってる人にそっと伝えてください。今回の条例は、文面通りに解釈すれば、ヒゲを生やしたおっさんでも、役所の中の人が「これ、僕の目には18歳未満に見えます」と言えば規制できます。「役所の中の人はそんな無茶なことしないもん!」という意見もあるでしょうが、人間性善説に基づいて法律が作られてはいけないのです。条例のことはさておいても、このことだけは伝えてください。

 さらに蛇足。長くて本当にすみません。友達にこんなニュースを教えてもらいました。
http://plusd.itmedia.co.jp/mobile/articles/1003/12/news076.html
【引用】東京都地婦連はネットとの縁は薄いが、「第2次世界大戦に向かう空気を知っている高齢の会員も多い。表現の自由や通信の秘密は何より守りたいという考え」(地婦連事務局次長の長田三紀さん)で、意見書に賛同したという。【引用終わり】

 『第二次世界大戦へと向かう直前の空気』を肌で知ってらっしゃる方はかなりのご高齢で、なかなか発言できないことが多いと思うのね。わたしの祖母ももう90歳超えていて、病院で寝たきりだしね。五年くらい前までは一緒に温泉行けたりしたのに……(´;ω;`) かわりに、祖父母から聞いてきたことをなるべく正確に伝えたいです。

 祖父母のことにふれたので、親の世代についてもちょっとふれます。わたしの親の世代(昭和22年前後生まれ)は、若い時に『政治の季節』を体験しています。
 理由は長くなるので割愛しますが、親の世代を見て『政治に、積極的に関わりたくない』と思うこと自体は、今現在の日本の空気だと概ね間違ってはいないと思います。わたしの親の世代が命懸けでやった、あれの終着点があさま山荘事件だったとしたら、「一般市民が政治的活動をする」ことになんか引いちゃう、というのは正しい社会感覚だと思うです。
 
 ただ、親の世代が体を張って失敗してくれたから、子の世代は安全な道を行けるんですよ。あの頃は、政治に関わらないというだけで大学に居にくい空気さえあったらしいんです。友達に頼まれたから『空気を読んで』デモに参加した人も多かったんじゃないかと思います。デモで死者も出てます。死者が出るような危険なことを、一般市民が集団でしてしまうのは、政情が余程急激に悪化でもしない限り、ダメだと思う。だったらちゃんとスーツを着て、政治家や官僚の所に陳情に行って、さらにそれをネットで広めるとかしたほうがいいと思う。
 今回、インターネットの凄さを実感しました。もし大手のマスコミが偏向的な報道をしても、一般市民が数人、議会を傍聴して、ネットで報告すればすぐ広まる。一人の報告では偏りが出ますが、無関係な人間がランダムに傍聴に行けば、偏向が生じにくくはあるんです(偏向させる意思を持つ人に傍聴席を占領されたら危険ですが、これはテレビカメラを入れて生中継すれば無効化できるはずです)。今回傍聴に行った方々を、心から尊敬します。

 最後に、こういう話題ばかりでは読む人がつまらないかと思うので、今後このブログでは、『少しでも役に立ちそうな、具体的な情報』を入手した時だけ書きます。情報がない時はいつも通り、仕事のお知らせやハムスターやモモンガのことを書きます。今回は大変お騒がせしました。
 主観的な政治の話は書きません。人間は突き詰めれば主観でしか生きられませんが、それが自分の創作や生き方に偏った影響を及ぼすのはなるべく避けたいです。
 色んな人と政治の話ができて、すごく楽しかったです。twitterでは多少は自主規制を解禁して、好きなことを書くかもです。
 しかし仕事の原稿は何よりも優先致します。関係者の方々には本当にすみません、原稿に戻りますorz
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