2009.01.23 銭ゲバが……
 ドラマ化するのですね銭ゲバ……そうか……銭ゲバなのか……なぜ今……銭ゲバとアシュラは愛蔵版がまんだらけのショーウィンドウで結構いい値段で売られてて、その前を通るたびに「わたしはこれ、初版で持ってるんだよね…ふふふ……」ってこっそりほくそ笑むのが楽しみだったのですが一般的には誰からも羨まれたことはなく、羨まれるどころか「ジョージ秋山作品を貯蔵して喜ぶ女に未来はない」的なことまで言われたのに、まさかのドラマ化。まさかの松山ケンイチ。これをきっかけに、普段は港区や渋谷区世田谷区あたりに生息している女子力の高い皆さんもジョージ秋山作品を貯蔵し始めたりするのかしら。しないのかしら。スイーツはどこへ向かおうとしているのか。もうほんとわかりません。
 ジョージ作品、なにぶん数が多いのでこち亀なみにコンプリートは難しいですけど(置く場所がないよ…)、「アシュラ」と「ピンクのカーテン」と「銭ゲバ」はマストですよ!(スイーツっぽく言ってみたよ)
特にアシュラは、発刊当時に人肉食の描写が引っかかって発禁騒ぎになったという武勇伝つきでねえ、後でそのことを知った時、大岡昇平の野火はよくてアシュラがダメっていうのは明らかに欺瞞じゃないかとムカッとした記憶がありますよ。
 アシュラは子供の時読んで、お母さんが飢餓状態に追い込まれた時、ずっと大事にしてた自分の赤ん坊を火に放り込んで食べようとするシーンがすごい好きだったんですよ(それがきっかけでアシュラたんはグレたわけですが)(グレるっつうか、うん、まあそれはもう……)。すごい怖いシーンなのに、なんでこんなにホッとするんだろう? とそれからしばしば、大人になるまで考え続けてたんですけど、あれ多分、心理学でいうところの「グレートマザー」的な抑圧が破壊されてるのが気持ちよかったんじゃないかと。「お母さんはあなたを絶対裏切らないの、だからあなたもお母さんを裏切ってはいけませんよ」っていう呪縛から解放されるカタルシスのあるシーンだったんですよ(多分)。「あ、やっぱり極限まできたら絶対とかないよね」っていうのがあのシーンにはあって、それがすごいよかった。

 ところでジョージ秋山作品とは無関係に別の意味でノーフューチャーですよ今……いろいろ滞っててすみませんって何回言えば……もうどうしたら……
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